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介護ハラスメント研修

スター福祉村ケアプランセンターでは毎月、職員のスキルアップのための研修を行っています。
今回は介護現場におけるハラスメントについての研修を行いました。

 

ハラスメントと聞くと、パワハラやセクハラをイメージしますが、それ以外にもたくさんのハラスメントがあるのをご存知でしょうか?
今回の研修は近年福祉の現場で問題となり、かつ増加傾向にある、介護現場における利用者様から職員に対するハラスメントをテーマに行いました。

 

ハラスメントとは嫌がらせ、いじめ、悩ますことという意味の言葉です。平成元年にはセクシャルハラスメントという言葉が流行語大賞となりました。その後パワハラ、マタハラ、モラハラなどどんどん増え、ハラスメントの種類は今では50を超えるとも言われています。自身が「嫌だ、不快だ」と思った他者の行為や言動について、「ハラスメントだ」と過剰に主張する嫌がらせ行為であるハラハラも誕生しています。

 

介護現場は直接的な対人サービスが多く、職員の女性の割合が高いことなどがハラスメントの増加の要因のようです。
在宅サービス(訪問介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、通所介護、居宅介護支援等)では、業務範囲を超えた過度な要求をされる、大声で怒鳴るなどの精神的暴力が最も多く、施設サービス(特定施設入居者生活介護や介護老人福祉施設等)では、物を投げつける手をひっかくなどの身体的暴力が最も多くなっています。
これまでハラスメントを受けたことがある職員は、利用者からでは4~7割、家族等からでは1~3割となっていて、多くの職員がハラスメントを受けている実態があります。

 

ハラスメントは、受けた自分に非があるように感じたり、わざわざ報告することでもないと自分で抱え込んだりして問題が大きくなることがあります。
予防するためには事業所での組織的な対策や、一人一人の意識が大切ですが、最も大切なのは利用者や家族との信頼関係の構築と、サービスの質の向上だと思います。その方が求めているものは何かを、その方の立場に立ち真摯に受け止め考え、個々を尊重したケアに努める。福祉に携わるものとしての、このような基礎がおろそかにならないよう日々自己研鑽をしていきます。  

 

 

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